【季節の養生】食べる編(秋の薬膳)

こんばんは🌝


先日、この季節の変わり目には「寝る(休む)」ことがとても大切な養生になることをお伝えしましたが、今日は「食べる」の観点から季節の養生についてご紹介します。


◎秋は燥邪に気をつける◎

まず、秋は立秋から立冬までの3ヶ月をさします。

今年は、8/8に立秋を迎えて、11/7に立冬を迎えます。

あれ、あと一週間くらいしかない!(笑)


立冬に向けて気温は徐々に低くなり、空気が乾燥してくるこの季節は「燥邪」に気をつけろと言われます。名前の通り、「乾燥からくる病気の原因となるもの」です。


燥邪は粘膜の乾燥を引き起こす傾向があるので、口や喉が渇きを伴う風邪をひいたり、外からの空気が入ってくる「肺」を傷つけると言われています。


腸と関係するところで言うと、燥邪により便秘になりやすいとも言われます。

粘膜の乾燥を引き起こすと先ほど言いましたが、腸も他の消化器器官と同じで、内側は粘膜で覆われています。乾燥でカサカサするのは皮膚だけではないということです。


そのため、この季節の薬膳では、

「滋陰潤肺」肺を潤す

「益気養肺」気を増して肺を養う

という方針が取られます。


漢字が並ぶと難しい感じがしますが、つまりは

「肺」と「潤い」!


「身体を乾燥から守る、潤わせる」食材を摂ることから、この季節の薬膳は、「美肌の薬膳」なんていう風にも言われますよ。

(お肌も潤いがなくなるとシワが増えちゃいますからね。💦)

女性に嬉しい薬膳なのです。


◎身体が潤う食材は◯◯色の食べもの◎

では、実際にどんな食材が身体を潤してくれるのかと言うと、


山芋、蓮根、白木耳、松の実、白ごま、黒ごま、梨、りんご、百合根、アーモンド、杏仁、などなど


そう、「白い」食材が多いのです。

(アーモンドも潰すと白いミルク、アーモンドミルクができますよね!)


私がよく取り入れるのは白木耳(白キクラゲ)。

スープやお味噌汁に入れたり、マリネやナムル、炒め物など何にでも使えちゃう優れものです。低カロリーで食物繊維も多いのでオススメです。

選ぶときは、根元が黄色くなっていないものを選んでくださいね。


そして最近のマイブームは、松の実。

ナッツの代わりに色々なトッピングに使ったり、おやつ代わりにポリポリそのまま食べたり。大好きです。


梨も大好きですが、身体を冷やすので、秋が深まってきたらリンゴの方が良いですね。(ちゃんと旬に沿って食べていれば大丈夫◎自然界と身体って、やっぱり繋がっているのです。)


梨に限らず、そろそろ身体を冷やす食べものは避けましょう。

野菜を食べるなら生野菜より温野菜。

身体を冷やす食べもの(旬の食材で言えば秋茄子)を食べるときは、温かくして食べることはもちろん、身体を温める食べもの(味噌や胡椒、生姜やにんにくなど)と一緒に調理してみてくださいね。


そうそう、お茶も緑茶は身体を冷やす効果があるので、これからの季節は紅茶や中国茶の方がオススメです。


◎まとめ◎

この時期は

「燥邪」に気をつける

肺を潤わす食材(=白い食材)を取り入れる

身体を冷やさない食べ方を意識する


美味しく食べて元気に冬を迎える身体の準備をしましょう✨


本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


Lahja* リサ

Lahja

熊本市 Lahja(ラハヤ) 体の外側と内側、両方向から「心地よく自分をととのえる」ことへのアプローチをご提案しています。 日々の生活で少しずつ溜め込んだ不調のもとに、アブドミナル(腹部)セラピー、ロミロミ、 発酵を取り入れた食生活のご提案を通してアプローチし、 より自分らしく毎日を楽しむためのお手伝いができれば嬉しく思います。

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